■いつも買ってる車の雑誌に「エンジンオイルの量は多すぎても平気か」というような質問が載っていた。数々の日産のエンジンを設計した方が解答していた。「入れ過ぎは絶対に禁物! エンジンによくありません」と。

へー知らなかった。オイルレベルがフルの位置より多いとクランクシャフトがオイルの油面を激しくたたき油温上昇、それに伴う油膜保持性の低下、油圧の低下、オイルの劣化促進、またシリンダー壁への過剰なオイル供給やオイルの泡立による不均一なオイル供給、クランクシールからのオイル漏れなどいいことはない。

シリンダー壁面へ過剰なオイル供給をするとピストンリングのオイルリングがかき落とせる以上のオイルが壁面に付いて燃え、スラッジを発生させ、この状態が長く続くとピストンとピストンリングが膠着して焼き付きが起こる。


オイルレベルゲージに付かないほどのオイル量はだめだけどEよりやや下回ったくらいでは激しい運転さえしなければエンジンにダメージを被ることはないそうだ。EとFの間に入っていれば安心だということか。

たぶん知らない人が多いと思う。